「くノ一」という響きはとにかくエロいのです。
なぜか「ミニスカ」や「網タイツ」が定番のコスチュームになってますし、
忍者なのにキラびやかな衣装をまとって、お色気攻撃で敵を倒す・・・
・・・って、それは「くノ一忍法帖」の話でしたか。
うーん。山田風太郎先生は偉大だなー。先生万歳。(意味不明)
ま。実際には「女忍者」なんて存在しなかった・・・と言われますが、
存在してたかもしれない・・・っていう話もあります。
戦国時代。「歩き巫女」と呼ばれる巫女さんたちがいました。
彼女たちは特定の神社に所属しているワケじゃなく、
全国各地を歩いて巡業していた巫女さん。
で。この「歩き巫女」に目を付けたのが武田信玄。
信玄は全国各地の情報を収集するため、歩き巫女を諸国に潜入させます。
上手くスパイとして活用しようとしたのでした。
しかし貴重な情報を得るためには、上層部に食い込まねばならず、
「今日の武蔵では卵がお買い得よ♪」
みたいな主婦情報をいくら取って来ても、はっきり言って役に立ちません。
有力武将。できれば大名クラスに接近しなければならんのです。
そのためには単に巫女さんの格好をして「ご神託」を告げてるだけではダメ。
それじゃあ「スーパーのお買い得情報」しか手に入りません。
「何とかして歩き巫女の質を上げなければ・・・」
そこで「歩き巫女」を養成する女ボスとして選ばれた女性。
彼女が実在した女忍者として名高い「望月千代女」。
千代女は「歩き巫女をスパイとして養成する訓練所」を開設。
若い美少女たちを集めて、この「スパイ養成所」に入れたのでした。
もちろん養成所で教えられるのは「忍法天女貝」みたいなエロイ忍術。
その手の小説というかアニメというかVシネマというかで定番なヤツですかね。
でもそれらの忍術のおかげで「歩き巫女」の中には、大名の側室になった者もいたらしく、
そのようなエージェントから入る情報は、とても重宝されたと思われます。
やっぱ信玄はエロ・・・じゃなくてエゲツないですなー。
ちなみに千代女はすでに老婆だった・・・って話があります。
しかしそんな話は許されないでしょう。
やっぱ千代女は美少女でエロくて「くノ一」でなければなりません。
もちろんミニスカと網タイツは必須です。
そして養成所では自らが忍術を実演しながら教えるぐらいでなければダメです。
それでこそ彼女に商品価値が生まれるというものです・・・え、商品価値?
そうですよ。ほら例のゲームとか・・・。w