秋篠宮妃殿下が御解任。というニュースが飛び込んできました。
トリューニヒト閣下も「皇室典範改正」については、
「ここは後退が正しい戦略」だと解っているでしょうし、
民主党もこの問題でトリューニヒトを追い詰めよう。としたら、
またいつものように「自爆」確定なので、あくまで「4点セット」で攻めるべきでしょう。
てゆうか、すでに「4点セット」がボヤけている事が、例の「運スレ」的には、
「豪運キター」の状態になってますので、気をつけた方がいいですよ。
昨年、有識者会議が「皇室典範改正」についての意見書を提出してましたが、
それはあくまで「直系」を重視する内容。
そのためなら「女性天皇」も「女系天皇」もOKとしています。
これに対して反対派は、絶対に「男系」であることを重視し、
そのためなら「傍系」であっても構わない。と主張。
まあ個人的には「側室復活」で万事解決。という気もしないではないですが、
これは現代日本では可能性0パーセントですので、
「直系」だけど「女系」か、「男系」だけど「傍系」か。の二者択一になるでしょう。
今上天皇は、119代・光格天皇の系統に連なるのですが、
そもそもこの光格天皇が、傍系中の「傍系」。
皇室本流である118代・後桃園天皇に男子がなく、系統が断絶したとき、
後継者に閑院宮家の第6皇子を引っ張ってきます。その皇子がのちの「光格天皇」。
彼は「閑院宮家」を継承することもできず、他の兄たちは出家して門跡寺院に送られていました。
で、まだ9歳で仏門に入る前だったので「白羽の矢」が立ったのでした。
光格天皇以降の天皇は直系で、
仁孝天皇→孝明天皇→明治天皇→大正天皇→昭和天皇と続いて、
今上天皇に至ります。
つまり言ってしまえば、現在の皇室は「傍系」の家柄でして、
戦後に廃された「11宮家」の方が実は「本流」に近い家柄なのです。
光格天皇は「傍流」ということで、周囲から軽く扱われたみたいですが、
それで逆に発奮して、学問に励み「好学天皇」と呼ばれるようになります。
傍流だからこそ、皇位に就いたことに対する自覚も強く、
「天明の飢饉」の際には、幕府に米を提供するように迫っています。
皇統の問題は、あくまでも「歴史伝統」を鑑みて決めるべきでしょうから、
「傍系」であっても「男系」を尊重する方が無難な気はします。
2年ぐらい前にも書きましたけど、
そのためには「11宮家」の復活も視野に入れても良いのではないかと。
今は、秋篠宮妃殿下の子供が「男子」である事を前提に報道されてますけど、
秀吉やナポレオンじゃないんですから、
あまり浮かれ過ぎてもプレッシャーになるだけなので、程々にしとくべきですよ。