授業中にジュースを飲んでいましたら、ふと妙なコトに気づきます。
「氷が溶けない・・・・・・」
へんだーっ。おかしいぞーっ。ってワケで
さっそく氷をアルコールランプであぶってみるのですが、全然溶けない。
むしろだんだん大きくなっている気が・・・・・・。
ウチの本棚をあさっていたら大変なマンガ↑を発見してしまった。どうしよう。(by銭形)
「溶けない氷」。
学園では物理法則も歪んでいるようですが、
そんなコトは現実にはありえません。バカバカしい話です・・・・
・・・とも、なかなか言い切れないようです。
「溶けない氷を開発して無敵空母を造るのだぁーっ」
戦争中のイギリス人が本気(?)で考えていた無敵超巨大空母。
これが知る人ぞ知る「氷山空母ハボクック」です。
ハボクック計画ではジェフリー・パイク氏が考案した「パイクリート」という氷を使います。
「パイクリート」というのは、水にパルプを14%混ぜて作った「こおり」。
こうやって氷を作ると、融点が異常に上昇するらしく、
なんと「パイクリート」は摂氏15℃でも溶けません(らしい)。
この「パイクリート」のブロックを積み上げて「空母」を建造するという壮大な計画です。
で。またその船体がケタ違いに巨大でして、
全長600m 全幅90m 排水量220万t
(全長247m 全幅35m 排水量1万9800t ←ちなみに空母ヨークタウン(沈んだ方))
スピットファイア200機 & モスキート100機 が搭載可能。
という文字通りのバケモノ空母。世界最強です。
「こりゃすげー。ナチなんて敵じゃねえよ。ロイヤルネイビー万歳!」
冒頭のマンガの主人公が飲んでいたジュースに入っていた「こおり」。
つまりそれは「パイクリート」だった。・・・・ってコトでよろしいのでしょうか?
ちなみに「氷山空母ハボクック」は、
「たしかに溶けにくいけど、船体が重すぎて自重で沈んだ」とか
「コスト削減のつもりが、実際に空母つくるよりもはるかに高コストだった」とか
「なんか摂氏0℃で溶けだして来ちゃったよ~」とか
なんかなんかで建造計画は中止されちゃったようです。
夏休みの自由研究で「パイクリート」を作ってみてはどうでしょうか。
(どうやって提出するのか知りませんが)