あー眠い。けっきょく「さらい屋五葉」を全巻読了しちゃいました。
夜中に読んでたんで眠れなくなって、そのまま徹夜ですよ。
感想・・・と言っても、ネタバレにならない程度にさくっと。
3巻まで読んだときはダラダラ読める「人情噺」かと思ってました。
「五葉」のメンバーたちの過去が順番に明らかにされ、
みんな辛い過去を背負っているコトが解かり、
次第にメンバーたちの結束が強まっていきます。
この辺が「人情噺」でほのぼのとイイ感じに展開していきます。
ところが終盤で語られるリーダーの過去があまりにも壮絶で重すぎ。
「ちょっと関わりたくねえ~」
・・・ってレベルで、知れば知るほど鬱に入ってしまうのですが、
それでも最後はみんな仲間としての絆に目覚めるという、
終わってみれば、やっぱり「人情噺」だったんだなーって話でした。
さて。物語の最後の方で「小伝馬町牢屋敷」について、ちょろっと出てきます。
これはあくまでもセリフだけですし、ストーリーにも全く関係ないのですが、
ちょろっと気になったので、ざくっと調べてみました。
江戸時代の刑罰には原則として懲役・禁固はありません。
基本は「死刑」か「追放刑」。
ですので小伝馬町牢屋敷は「刑務所」というよりは、
未決囚を収監する「拘置所」のようなものだったそうです。
牢屋敷の最大の特徴は「完全自治制」が敷かれていたコト。
幕府は罪人の中から「牢名主」というボスを指名。
この牢名主を頂点とする世界が展開されてました。
よって収監されたときに金を隠し持っていれば、
牢名主にワイロとして渡すコトによって、牢内での待遇が良くなります。
逆に金を持っていないと、縄で縛られ棒で叩かれた上で、
トイレの前にに放置されたみたい。
まさに「地獄の沙汰も金次第」とはこのコト。
「さらいや五葉」でも収監される前にちゃんと金を持たせるシーンがあります。
それにしても「さらい屋五葉」は面白かったですねー。
久々に夢中になって漫画を読んだ気がします。
たまにはこういう重たい感じの話もいいなー。
こういう雰囲気の中だと「主人公の成長」とか「仲間との絆」とか
ベタなお約束が映えますね。最後はちょっと感動しちゃいました。
ただしこの漫画。好みに関してはけっこう分かれそうですね。